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【金利上昇に備える】 > 金利リスクを極力避ける

2007/06/18(第55号)

こんにちは、「世界投資探検」ナビゲーターの木戸です。いつもご愛読
いただき、ありがとうございます。入梅ですね。東京は紫陽花や菖蒲、
紫つゆ草の花が美しい季節です。今週も元気に始めましょう!
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インフレ懸念が高まる中、金利上昇への備えは十分でしょうか?

金利が上がれば、債券価格は下がり、株価や不動産、商品の価格も下が
る場合もあります。アメリカでは、先週12日の債券市場で長期金利が
5年ぶりの高値をつけるとダウ工業株平均が急落する場面がありました。

金利が急上昇する「悪い金利上昇」があると、世界の証券市場も無傷で
はすみません。今回は金利上昇とその対応について考えてみました。

あなたの資産運用のヒントになれば幸いです。

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■□  【金利上昇に備える】 > 金利リスクを極力避ける
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━━━━━ <情報源→ 日経新聞朝刊2007.6.13 [3面] ━━━━━━━

「市場悪化への備えは、市場が良い時にせよ」という格言があります。

世界の株式市場は、上昇相場が今年で5年目を迎えますが、上昇の勢い
が衰えません。今年の年初来リターンも、2%前後の日本を除き、アメ
リカ8%、ドイツ、シンガポール、韓国は20%台と好調です。

アメリカ経済こそ一時に比べ減速しているものの、中国とインドが引っ
張るアジア経済、予想以上に好調なヨーロッパ経済、資源高で湧く資源
国経済など世界経済を押し上げます。

このような絶好調の世界経済が世界の株高を支えているわけですが、死
角はないのでしょうか。

12日のダウ工業株平均の急落の場面では、「中国の消費者物価指数の
上昇を受け、世界的なインフレ圧力の高まりが懸念されて起こった金利
の上昇」が引き金となりました。

デフレが終息した今、金利上昇がアセットに及ぼす影響を考えましょう。

●「金利」が上がると、どうして「株価」は下がるの?

金利が上がると、債券の価格は下がる。このことはよく知られています
ね。では、なぜ、金利が上がると債券の価格は下がるのでしょうか。

ここでいう債券とは、「個人向け国債」のような、市場金利が上がると
自動的に利率も上がる変動金利の債券ではありません。金利が上がって
も利率の変わらない固定金利の債券です。

たとえば、ここに利率4%、ドル建ての米国債があるとします。今、市
場金利が1%上昇し、新規に発行される米国債の利率が5%に上がった
とします。利率4%の国債を持っている人は、より多く利息がもらえる
利率5%の国債に乗り換えようするでしょう。当然の結果として、利率
の低い4%の国債は売られることとなります。

では、「金利」と「株価」との関係はどうでしょうか。

結論から申しあげますと、金利上昇により株価も下がります。

投資家は、安全性は低いが収益性は高い株式のような資産にばかり投資
をするわけではありません。収益性は低いが安全性は高い預貯金や債券
のような資産にも投資をします。

投資家は「収益性」と「安全性」を秤(はかり)にかけ、投資先を決定
します。このような投資決定プロセスがあるとして、金利が1%上がる
と投資決定にどのような影響を与えるのでしょうか。

金利が上昇すれば、「安全性」を犠牲にすることなく「収益性」を高め
られることになるわけですから、株式から債券や預貯金に乗り換えよう
とする人が増えるでしょう。その結果、株式を売る人が増え、株価が下
がります。

●金利上昇に負けない「ポートフォリオ」にするには?

金利上昇時には「金利固定の長期債を持たない」、これが第1のポイン
トです。

ちなみに、課税の繰り延べができるということで投資家の間で人気のあ
る、クーポンのない債券、ゼロクーポン債のケースで金利上昇によりど
の程度価格が下落するのか試算しておこう。

期間10年のゼロクーポン債の場合は、金利1%上昇による価格下落幅
は約10%となります。期間30年のゼロクーポン債の場合はどうか。
価格下落は25%程度となります。

債券とはいいながらかなり大きな価格変化でしょう。

他に気をつけるべき事としては、株式投資ならお金をたくさん借りてい
る企業は避けたいですよね。金利上昇時には、自己資本比率が高く、収
益性が安定して高い企業を所有したいですよね。

金利上昇局面でもそれが原因で大きく株価下落することはなくなります。

今のところ市場が急変するようには見えませんが、どうせ市場悪化への
備えをするなら、市場が良いうちにしておくのも一法です。

ロシア、中国、インドなどこれまで大幅に株価上昇してきた新興国市場
が調整する時には、先進国の株価調整の比ではないでしょう。米国のNY
ダウが5%調整なら新興国株は10〜15%の調整は避けられません。

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□■ 先週出会った言葉
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  「問題になるは、量にあらずして質なり」

                 ―――セネカ「書簡集」

   
     皆さまにとって今週もすばらしい1週間でありますように!

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□■ 日本株と預貯金だけで大丈夫?
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「投資信託に年間いくらくらい手数料を払っているかご存知ですか?」

もしおわかりにならない場合、あなたが投信を購入した金融機関の

営業マンの方に尋ねてみてください。その手数料は投信が儲かっても

損しても支払わなければならない費用です。そのことご存知でしたか?

1000万円につき、1%なら年10万円、2%なら年20万円の
手数料です。

まっとうな投資は長期に及ぶもの、年1%でも5年なら50万円、

年2%なら100万円です。これは決して小さくない金額です。

この手数料は金融商品の選び方によって大きく変わります。

「後でこんなはずではなかった」、と言わないためには、

投資信託の選択に細心の注意を払う必要があります。この点に関して、

詳しくお知りになりたい方はお気軽にお問い合わせください。

下記のサイトもご参考にしてください。
http://www.fairroad.com/

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  → http://www.fairroad.co.jp/consultation01.html

■「確定拠出年金運用相談デスク」
  → http://www.401k.jp/

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